低血糖が起こった時の対処とは?ジュースなどで出来る対策方法
低血糖への対策として、よく知られているのが飲み物。
低血糖が起こったら、とにかく我慢などせず直ちに糖質をとって安静にしましょう。
このページでは、ジュースなどの飲み物で出来る対処方法を紹介していきます。
低血糖に即効性のあるものは、ただ単に甘いものではなくブドウ糖です。
ブドウ糖が手元にない場合は、お菓子などでも代用できますが、最近は人工甘味料などを使ったお菓子などもあります。
それだと摂取したところでブドウ糖に変換されませんので、低血糖には効果がありません。
初期の低血糖であればあめでも問題ないと思いますが、意識を失いかけているような状態の低血糖の場合には、のどに詰まらせてしまう可能性があるのでやめましょう。
チョコレートも効果的ですが、摂りすぎてしまうこともあるため注意が必要です。
ブドウ糖の摂取
一般的に
- ブドウ糖であれば10g
- ブドウ糖を含む飲料水であれば150〜200ml
- 砂糖であれば20g
上記の量を目安に摂るといいでしょう。
ブドウ糖は薬局や薬店で市販されていますし、薬を処方されている方であれば薬局で薬をもらうときに一緒にもらうことができます。
低血糖への対策を考えている方は、薬剤師さんに相談してみてください。
ブドウ糖にも
また飲み物も、ブドウ糖が含まれているものをあらかじめ覚えておきましょう。
コカ・コーラ、ファンタ、HI−C、スプライト、カルピスウォーター、スポーツ飲料など。
成分表でブドウ糖と表示されているものを選びましょう。
ただし、糖尿病の薬の中で、α‐グルコシダーゼ阻害薬を服用している人は、低血糖になった場合はブドウ糖しか効果がありませんので注意してください。
この薬は、砂糖やその他お菓子などに含まれる糖質がブドウ糖に変換されるのを阻害する効果があるため、低血糖になったときにそれらのものを摂ったとしても薬の効果によってブドウ糖が血中に増えることがないのです。
そのためブドウ糖を摂取しないと適切に対処できません。
また意識障害を起こしている人については、自分で口から摂取することが困難なため、家族や周りの人が血糖値を上げる効果のあるグルカゴンを注射して対処します。
その後直ちに病院を受診することが必要です。
グルカゴンの注射は、一型糖尿病でよく低血糖を起こす人にはあらかじめ医師から処方されています。
ブドウ糖や砂糖を補給した後は、安全な場所で安静にしましょう。
だいたい10分から20分で症状は落ち着いてきます。
そして今後低血糖を繰り返さないためにも、低血糖が起こった場合は必ず医師に報告しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
低血糖の症状には、単純に「甘いもの摂れば良い」と言う事ではなく、ブドウ糖が重要なポイントのようです。
低血糖を起こしがちな方は、このページで紹介しているような商品を確認しておきましょう。
特に糖尿病の治療を行っている方は、お医者さんや薬剤師さんにこまめに相談をしておくと安心ですね。