インスリンとは何?作用や不足している時の原因・血糖値との関係

インスリンの解説

血液中には食事などから摂取したブドウ糖があります。
そのブドウ糖の量を調節するホルモンがインスリンです。
インスリンは膵臓から分泌されるホルモンの1つです。
膵臓は糖質やたんぱく質、脂質などを分解する消化酵素を含んだ膵液を分泌していますが、一方でインスリンなどのホルモンも分泌するという大切な臓器です。
インスリンの効果は大きく3つに分けられます。

 

肝臓でブドウ糖を貯蔵する。
糖質以外からブドウ糖が作られるのを抑制する。
全身の細胞にエネルギーとして使うブドウ糖を取り込ませる。

 

インスリンがきちんと働いている場合

ブドウ糖の供給が過剰にならないように、膵臓からは食事をとらない時でも一定量のインスリンが分泌されています。
また食事をとると、ブドウ糖が吸収されますので血糖値が上がります。
それにすぐに膵臓が反応して、血糖値の上昇を抑えるのに必要なインスリンを分泌しています。

通常、健康な人の場合、食事をとるとすぐにインスリンが分泌されるので、空腹時や食後の血糖値がほぼ一定の範囲にコントロールされているのです。

 

インスリンの作用が足りない場合

インスリンの作用が不足してしまうと、

  • 肝臓に必要なブドウ糖を蓄えることができなくなってしまったり
  • 体がブドウ糖を作り出すことを抑えることができなくなってしまいます。
  • そのため、血液中には大量のブドウ糖が流れ出してしまい、血糖の高い状態が続いてしまうのです。
    インスリンの作用が不足する状態が起こる要因は大きく2つに分けられます。

     

    インスリン分泌不全
    これは、膵臓のインスリン分泌が低下することです。
    食事の内容に応じた量のインスリンが分泌されなかったり、ブドウ糖の吸収に即座に反応して分泌するはずのインスリンが遅れて出てきたりします。
    そのためインスリンがうまく働かなくて血糖が上昇してしまいます。
    主な原因としては生まれつきの体質などが挙げられています。

     

    インスリン抵抗性
    インスリン自体の働きが低下することをいいます。
    膵臓からは十分な量のインスリンが分泌されていても働きが弱いことからブドウ糖をうまく利用できずに血液中に増えてしまいます。

     

    糖尿病の多くは上記の2つが合わさって起こると考えられています。
    血糖を調節するために、とても重要なホルモンであることがお分かり頂けましたでしょうか。